
利根川の支流である吾妻川の2.5km区間を冬期開放した釣場として今年で(たしか)三年目となる「阪東子持村吾妻川冬期釣場」。
前橋の自宅から、わずが20分の距離であります。
HPには、釣り人に誇らしげに掲げられた巨大な“にじます”が列挙してWEB上に公開されております。
興味のある方は
コチラ。
そんな冬期釣場へ…降りしきる雨の土曜日に初エントリーしてまいりました。
一雨ごとに水温・気温共に下降線の季節ですから、当然釣りの条件としては芳しくはありませんが…そんな事いっても始りません。
気を取り直して行きましょう。
区間は大きく分けて2区間。
お持ち帰り可能なキープ区間とキャッチ&リリース区間に別れております。
今回は魚影を期待してキャッチ&リリース区間に入りました。
川は減水気味(との事)。河原に立つころには雨も止みます。
ライズに繋がるようなハッチも期待出来そうもないので、ここは当然ニンフの出番。
ショット付きのシステムは久しぶりだったせいか、今日は妙にティペットが絡みます。
タナを変え、ショットを変えて何度も何度も流れをトレースしてみるのですが、魚からのコンタクトは一向にありません。
事前情報(HPからの)で、流れの中を重点的に攻めているのですけれど…。
業を煮やし「サイトで直談判」を決意。魚影を求めて少し下流へ移動します。
そこでようやくお下品なライズ発見。
その周辺を目を皿にして…やっと見つけた魚は60センチ楽々オーバーの巨鱒でありました。
一見すると川底の岩盤の影にしか見えないのですが、見つけてしまったらコッチのモノでございます。
四方八方から、あの手この手で攻める、攻める、攻める。
胡散臭そうにヒラを打って流芯の向こうに消えてゆくまで10分と掛かりませんでしたけど…。
その後システムをルースニングに戻し、二番目に妖しそうなポイント(一番目のポイントは先客独占状態でございます。)にフライを流し続けること三時間。
我ながら良くやるなぁ〜と感心するほど…えぇ、そりゃぁ〜今回は頑張りましたよ。
ほとんど意地でござます。
そんな努力も虚しく、結局は降りだした雨の雨足が再び強まった時点で退散を決意する訳なのですが…今回はそんなに悔しくはありません。ヤルだけヤッたので悔いなどは…まったく。
現場でお逢いしたフライマンのお話では「昨日は良かったけど、今日は特に悪い」のだとか。(-.-;)
でもまぁ…そんな「良かった」と言い放てる状況ですら、個々の体験が土台になっている以上、あまり参考にはなりませんけどね。
後日改めてHPを見たら“キャッチ&リリース区間の情報も求む”旨の表記を発見しました。情報が全くないみたい。
本来なら一番魚影が濃くなければならないハズの区間なんですけどね。(-.-;)
道路から川まで決して近いともいえない区間だっただけに推して知るべきだったのでしょうか?。
「日本のNZ」の現実は…ちょっと厳しいようでございます。