
カゲロウと言いましても…コチラはバリバリの陸生昆虫。
クサカゲロウでございます。
コヤツらの仲間であるウスバカゲロウの幼虫は“蟻地獄”で有名ですね。
(それにしても…最近見掛けなくなりましたね)
この個体をフライで表現しようとしたらサイズは#12番。
パターンにすれば、トビゲラ+カワゲラ÷2…って感じでしょうか?
鮮やかなライムグリーンのボディーとレースウイングが印象的。
クサカゲロウの由来は“草色”のカゲロウだから…なんて思っていたのですが
どうも、触ると異臭を発する“臭カゲロウ”から来ているという話です。(ホントかなぁ?)
そんな風な虫には、ちょっと見えないのですけれど…ね。
フライフィッシングでの関わりとすれば
当然、テレストリアルと同様の扱いという事になります。
過去の経験でも、クサカゲロウの成虫がストマックから出てきたのは、
日光の管理釣場と渡良瀬川桐生地区で1回づつの計二回。
双方とも、とり立てて偏食されている様子でも無かったので
今現在の見識では一々用意する迄もないフライパターンと言えますが…
期待や予測が裏切られるのは、この釣りでは常でありましょう。
他のフライで流用できるパターンでもありませんから
保険として1〜2本はあっても良いかも知れません。
