各メーカーさんからリリースされる様々な形状のフック。どれを選ぶか迷いドコロの一つであります。
どのメーカーさんの、どんなフックにしましても、求める部分は同軸上であります故どうしても似たり寄ったり(あくまで見た目的なお話)のフックで市場が渾沌としてしまうのは、ある程度仕方のない話。
何だカンだ迷った揚げ句、結局最後は「いつも使い慣れているので…いいや」だったりするワケなんでございます。(よね?)
フライタイイングの記事。レシピと称して使用フックの銘柄記載など必ずあるワケなんですが、これを鵜のみにして「このパターンは、このフックでないとイケマセン」と!勘違いされている方が…実は結構いらっしゃるようで…。
シャンク長を含めた形状がおおよそ同じであれば、どんなフックを使っても、フライのシルエットにフックが及ぼす影響はありません。(←当り前)
どちらかというと、同一レシピで巻いたフライでもフックの形状を変えるだけで随分と印象も変わったりするものでございます。記載銘柄に捕らわれず色々と試してみると面白いかも知れません。
それとは逆に、使用するフックを限定するフライパターンもございます。
例えば、このミッジピューパなどが良い例でありましょう。
「TP88」なくしては出来ないフライであります。
見ての通り、フルシャンクのドレッシングではないのですが、ボディーはスピアギリギリまで巻かれていますので、結果としてフックサイズと、ほとんど同等のシルエットであります。
スタンダードなフローティングミッジピューパパターンを見慣れていると少々違和感を感じるかも知れません。しかしながら、定番のミッジピューパをあさっさリ見切る鱒達でも、こんなフライは受け入れてくれる事が多いのも事実。
こんなフライで攻められた後には、それこそ雑草も生えないでしょうが…(笑)
ここら辺の細かなレシピとタイイングにつきましては、後日媒体を変えてお披露目となる予定です。
