
ティペットの太さというのは、使うフライのサイズに合わせて決めるのが基本です。
そうは言っても色々現場に出ていますと、こういう基本が当てはまらない事態というのも多々あるモノです。
例えば、ミッジを偏食するグッドサイズの鱒を見つけた時など、ティペットの選択にはホント悩んでしまいます。
フライサイズを落とさなければならないのに、ティペットは細く出来ない…そんな「ジレンマ」を感じる一瞬でもあります。
最終的にその鱒を釣り上げる事が目的であるのなら、流下の変化を期待して捕食の対象が変わるまで待つか、またはライズが更なる偏食性を帯びる前に、こちら優位のフライで早々に勝負に出る!
何ていうのが、一番確実な手段なのでしょうが…ミッジング信奉者の一人として当然そんな事で納得できるハズありません。
そうなりますと…残る選択肢は二つ。
さほど細くもないティペットにミッジを強引に結んだ“マッチ棒仕掛け”で望むのか、ラインブレイク覚悟の極細ティペットにて一か八かの勝負に出る!
この何れかの手段に踏みきらざるを得ないのでございます。
ガマカツフライフックの“C12-BM ラージアイ”。
元々が、アイを大きくする事でティペットを通しやすくしたフライフックです。
実際に使ってみますと、アイにティペットが通し易いのも然ることながら、太めのティペットに結んだ際にフライが固定されるような…あの違和感がかなり緩和された印象を受けます。
アイが大きくなる事によって、ティペット結束ポイントの面積が緩やかなラウンドになった関係なんでしようか?
小難しい事は置いといて…自分としては後者のポイントの方が遥かに高いのです。
(★メーカーHPのコメントにもシッカリと書いてありましたが…それとはチョット意味合いが違うようですね。)
そんな事も踏まえながら、春先のフライをそろそろ巻こうか…とお考えの貴兄はチェックした方が良いかも知れません。
今回のモデルとなっているフライは、ゴリ松さんから頂戴した#30“ブユリカ”ラージアイ仕様です。
(自分のフライではありませんので、意図的にボカさせて頂きました。)
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