
バックファイヤーダン。
日本のマッチング・ザ・ハッチフライパターン史上に残る名作といっても過言ではないでしょう。
以前ほどは使わなくはなりましたが(無闇やたらと使っていた頃に比べれば…)それでも、ここ一番ではついつい手が伸びてしまうパターンの一つである事に違いはありません。

このフライに欠かせないマテリアルは、この“FLYWING2”です。
既に廃盤になって久しいのですが、釣り具屋さんのデッドストックかネットオークションで探せば、まだ入手は可能です。
ここでは“ブラック”を使っていますが、その色でなくても黒い油性マジックを使って着色してしまえば…それはそれで構いません。

シートを二つ折りにして、こんな直角三角形(二等辺三角形でも構いません)を切り出しておきます。

下巻きを始めてすぐ、こんな風にスレッドに指にかけてループを作ります。
そのまま状態を保持したまま下巻きを続けます。

スレッドのループを摘んで、先ほど切り出したウイングを挟み込みます。
ループをスレッドで軽く留めたら、ループのスレッドを摘みながら、ウイングのセンターを締め込むんで行きます。するとウイングはループ基部に向かって自然と締め込まれて行きます。

タスキ掛けにしてシッカリと固定します。
この形状に仕上がるのであれば、前述迄の手順に従わなくても構いません。
ただ、この方法が一番早くて正確なハズです。

そのままタイイングを続けます…。(テール&ボディーの作業工程は省略)
テールはレモンウッドダックがオリジナルレシピです。(ここでは、コンパラの時に使ったコックネックが残っていたので…それで代用)

エアロドライウイングのFLピンクは、この位の量(本数)を使います。
これ以上取り付けるのは…ちょっと多過ぎです。

このようにヘッドで折り返すので、最終的には本数は倍になります。

これで完成です。
ただし、この状態で使うのは本意ではありません。
「BFDはスピンしちゃって…」という大半の方は、実はこの状態のままで使っている方が殆どです。

指にドライシェイクをつけて、ウイング(ドライウイングが一緒でも構わずに)を撚ります。
写真は、撚ったmaxの状態。それを冒頭の写真の状態に戻して使います。
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