一般河川の場合、川の水位はその場所を含めた上流域の降雨(雪)量によって増減されるのが普通です。その間にダムや取水堰が介在した場合、当然その限りではありません。
渡良瀬川桐生区間は、上流に草木ダムと高津戸ダムを抱える典型的なテールウォーター。水位の増減(放水の有無)は、降雨量だけでなく、防災、発電、農業用水等など…諸々の事情によって人為的に操作されているのです。
(※そこには、釣り人の為に放水を調整する…と行った考えなど微塵もありません。)
水位の増減は、魚の活性、着場所に影響してくる事は勿論ですが、安全面でも常に気を配りたい部分です。
これは、先のHP
川の防災情報の水分水質データベースの「任意期間水位検索」に飛べば、過去のデータを閲覧できます。(観測点が高津戸の何処なのかについて、問い合わせ中です。)
なんだか面白そうなので、色々と調べてみました。

上の写真、ネコヤナギの下の部分が、微か水面に干渉する位の水位が、観測点計測-0.51(m)の時です。水量的にはやや多めなのですが、この季節(5月下旬)にしては平均的な水位。流芯まで立ち込むのは無理です。
[ゴリさん釣れた?]

2年前のこの写真。-0.39(m)時では正面のテトラポッド(青いビニールの付いている付近)の下部がギリギリ浸かってます。
[それにして、この時はまだ…痩せております(-.-;)]

先日撮ってきた写真をみると、-0.51(m)の減水だというのに、テトラの浸り加減はあまり変わりません。…という事は、川底が少々埋まってしまったんでしょうか?。

こちらは昨シーズン、少し下がった場所での-0.56(m)時。
ほとんど違いは判りません。対岸のテトラの沈み具合を基準にすると良いと思います。
このくらいの水量だと、ライズは流芯よりも手前です。
この方…ちょっと(-.-;)立ち込み過ぎの様ですね。
とっても邪魔(笑)

-0.37(m)での鉄橋付近です。
増水している事が草の生え際で伺えます。
今まで流芯で手が出なかったライズが、この位の水量から徐々に岸寄りになってきます。この水量だと、市民広場や団地裏は、ちょっとキビシイかも知れません。
-5.1(m)時の鉄橋付近と比較して見てください。

-0.40(m)時の新(笑)団地裏です。
この石は大きいので基準になりそうです。
ココまで渡るのは結構恐いです。[←…というか増水中(-.-;)]

-0.47(m)時の相川橋下流です。
印の大石よりも、その手前のヨレを目印にした方が判りやすいかも知れません。
ちょっぴり多めですが、許容範囲内です。
足利地区の場合は基準値が若干違っていて、快適な釣りは1.0(m)前後を位を目安にして良いと思います。

●葉鹿橋下流の写真なのですが、この時は「0.89(m)」。
目印は、このテトラ群が最適です。
[ちなみに、掛かっているのは天チャンから「ぶん取った」尺ヤマメ(-.-;)]

●みどり橋。右奥で一番最後のテトラが目安です。この時の水位は「0.99(m)」の減水状態です。川幅が広い分、1.1(m)ぐらいは欲しいところです。

最後におまけとして「居付き」と思われる良型ヤマメのライズを確認した日時の水位を調べてみました。印がその時間帯にあたります。
ここら辺はやっぱり…と言いましょうか、水位が落ちきる直前に集中しています。
(高津戸から当該ポイントまでのタイムラグも、一応考慮して…)
水位が上がる直前なんかも、良かったりするんですけど…ね。
ブログランキングに参加しております。
↓一日一回、ポチポチッとお願いいたします。
人気blogランキングへ