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2007年 02月 13日

足利地区の釣り

足利地区の釣り_c0095801_13502685.jpg


 桐生地区はテクニカルな流れの中での釣りが多いのに対し、シビアなライズゲームを広大なプールで展開するのが足利地区の特徴です

 水温的に桐生区間よりも常に1〜2℃は高く
そこに出現する水生昆虫のサイズもフック換算にて2サイズ位は大きな印象

最近は橋脚工事による影響を受け、河底状態はあからさまに悪いのですが
正常時の水生昆虫の絶対量という点では、桐生地区は遥かに凌駕してしまっています


 この地区の魚影は「渡良瀬漁協」と、その漁協内の有志で構成される「清流会」の成魚放流によって支えられています
年を越して野性を取戻しつつある個体の残存率も高く
そんな彼らのライズリングを目撃することができるのも、ここ足利地区の魅力の一つです


 居付き、放流成魚、そして戻りヤマメに至るまで…この界隈で彼らをドライフライで釣ろうと思ったら、ライズのほとんどがスクーリングです
流れの中で定位してライズを繰り返すような場面はあまり期待出来ません


プール下流から上流に向かって始ったライズが、ターンを重ねながら徐々に流れ込みに集結するのが、ここのスクーリングの特徴です
スクーリング1ターンのレーン長が数十メートルに及んでしまう事など、ここではザラです

こういう形態のライズですから、遭遇したフライマンは、下流から上流へ…まるで「馬跳び」のように(笑)動き回るハメになるのです

最終的に決め手となるのは「ポジショニングショット」
ライズの法則性から導いた“予測照準”が釣果の分かれ目です

群れで構成されたスクーリングライズの正体は、大半が成魚放流されて間もない魚達ですが
年を越しても尺に満たない魚体もまじります
足利地区の釣り_c0095801_13511222.jpg

単独で堂々とライズを繰り返している、このヤマメ

口先の位置から背ビレ迄の距離を目測して、尺は軽くオーバーでしょう


背ビレを誇らしげに見せ付けながら…リラックスした食いっぷり
本当に嫌らしくてコラしめてやりたくなりますが(笑)、こんなライズも当然、定位なんかはしてはくれません

足利地区の釣り_c0095801_13521331.jpg
ここら辺で釣れる、典型的な成魚放流魚はこんな感じです
一週間も経過すると、キッチリとフライだけは見切ってきます


口にはCDCガガンボ
こういうフライでないと反応しなくなるまでに、さほど時間は掛かりません
足利地区の釣り_c0095801_13522997.jpg


胃袋は案の定、こんな感じ
もはや、汎用(フライ)品で通じるレベルの相手ではありません。(-.-;)


by sureyamo | 2007-02-13 13:45 | river | Comments(8)
Commented by Rolly at 2007-02-13 21:32
こんばんわ!!!みゃ~~~どです♪

うわ~~~っ、僕にもみえます、尾びれが・・・・。魅惑的な、それでいても簡単には堕ちてくれない雰囲気プンプンして萌え萌えなライズですね~。
それから、クルージングライズは僕も苦手です。岡山の湯原というところは野生化したニジマスのコースすら安定しないクルージングライズに始まり、長良川の今時期のアマゴ、長野県の大きな堰堤の上のスクーリング・・・・・。どれも未だにしてやったりどころかしてやられっぱなしです(^^)

ところで4月の28日に、よろしければお邪魔させていただきたいのですが・・・ご都合がよろしければお願いしますね!
Commented by inax at 2007-02-14 00:12
●rollyさん
みゃ〜どです!!(だんだん慣れてきましたよ。)
いやぁ……クルージンルライズが得意な方っていうのが、少ないと思いますよ(-.-;)。毎回毎回…お魚の方が一枚も二枚も上手なんですよね。実は、ほとんど「運」だけだったりして…(笑)

4月28日というと土曜日ですね。後日確認して改めてご連絡いたします。

Commented by 練馬の住人@夜勤中 at 2007-02-14 03:52
ここで足利(佐野)名物“串芋カツ”や“鮭弁当”を食べながらライズを見るのは消化に悪いです(笑)
数年前、S見さんから足利がライズしているよ〜って初めて聞いた時は本当に驚きましたね。「こんな街中で!!」ってね。これも地元漁協の方や有志の力で実現した証ですね。
また今年も水中に沈んだテトラの上に乗って「エイッ!ヤー!!」って、キャストを繰り返す季節も真近ですね。
Commented by さこ姐 at 2007-02-14 09:56
おはようございます!!
私って、春先にライズを見つけると何故か後頭部が痛くなるんです。
inaxさんのこの写真をみて、↑↑↑の症状が(^o^)/
う”~釣りたい(+ +)・・・
Commented by ゴリ松 at 2007-02-14 11:25
一昨年の解禁間もなくの頃、初・渡良瀬(足利地区)にチャレンジさせて
もらった事を思い出します。
前夜祭で騒ぎ、「翌朝8時朝礼ね!」と、別れ…地元のアザラシ家に宿泊。
「ゴリさん明朝7時に行きましょう!」
inaちゃんをも出し抜き、皆が集合した時に、一足先に入水。
(これは、ビジター優遇制度適応)
ファーストライズのチャンスを頂き…キャストし…疑心暗鬼で
ピックアップすると…「食ってない!食ってない!」の
優しい激励(野次?)振り返ると土手の上に人だかり…。
緊張に震える手でフライをメンテして、再度チャレンジ!
「カポッ」「ピシッ」「乗った!」慎重にランディング…
振り返ると、吊り上がった目で暖かい野次と拍手…プッ
初・渡良瀬で尺上を頂いた、思い出の川です。
そのあとは、ロッドをしまい皆さんに熱い声援?を送っていたのは、
言うまでもありません。
Commented by inax at 2007-02-14 17:13
●住人さん

そんな時は絶品「ポテトサラダ」なんて如何でしょうか(笑)
漁協が本腰を入れて放流する以前から、足利地区ではライズはあったようです。
当時、支流筋から落ちてきたとか、桐生地区で放流したヤツが落ちてきたんだ!とか、色々な説が囁かれたモノです。
その真偽を確かめるべく、釣れた個体を捕獲してくれ…なんて要請なんかも一時期ありましたっけ。
ちなみにテトラですが、かなり埋まってしまいましたよ。
Commented by inax at 2007-02-14 17:19
●ねいさん

ライズを見つけると後頭部が…ですか?
そんな悪い「春先ライズ」を見つけたら、自分が退治してあげますので、すぐ呼んで下さい♪
Commented by inax at 2007-02-14 17:34
●ごりさん

そんな事ありましたっけ?
人が釣った魚の事なんて、す〜〜ぐに忘れてしまうもので…(笑)
 なんてウソウソ……シ・ツ・カ・リと憶えております。
興奮のあまり、ロッドをしゃぶってる証拠写真もありますよ。(プ
 
いつでも立会人になりますので(笑)言って下さい。


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