
放流ポイントに釣り人が殺到しているのは、ここ“渡良瀬川”でも同じこと。
特に、夜明け前からポイントの場所取りに余念のないのが地元常連のルアーマン達です。
ただ、そんな彼らもルアーへの反応が悪くなると…さっさと引き上げてしまいます。
時間にして、ほんの1〜2時間程度。
そんな見切りが早さも…さすが“上州人気質(せっかち)”といったトコロでしょうか。
地元ルアーマンの去った後、ようやくフライマンの出番です。
そこら辺の事情は皆さん熟知していて…丁度良いタイミングに河原に車を乗りつける方のナンと多いことか(笑)
ただ…地元の自分でも、この隊列に参加するにはちょっと気が引けてしまいます。
今回も、かのような放流ポイントは皆さんにお任せいたします。

自分が向うのは「往年の流れ」。
人気集中の放流ポイントとは違って、ココはいたって平和です。
それもそのハズこの場所は、漁協の放流箇所から除外されているのです。
そんな流れの辺に佇むんで、起こる保証なんて殆どない(であろう)“ライズ待ち”をしておりますと…
何かに期待して近づいて来る“モノズキ”な常連さんも当然いらっしゃります。(笑)
そんな常連さんを、とりとめのない会話で引き止めて…間を繋ぎならが待つこと5時間(←よくもまぁ…)。
そろそろお尻から根っこが生えてくる頃に…遂に待望のライズを発見してしまったのです!!

※どこでライズしたと思いますか?(ふっふっふ(-.-;))
ストリッピングガイドに掛けたミッジアダルトをそっとハズして、流れに近づきます。
実は、この流れにフライを乗せるのは…本当に久しぶり。
いつもの調子の…あんまり考えない?プレゼンテーションで着水したフライは、あっという間に水面を走り出します。
いつの間にか“ナマクラドリフト”が身に染付いてしまっていたようです。
中途半端な「リーチキャスト」で、ココの流れを制そうなんて…市民広場を舐めてはいけません。
気を取り直して打ち直してみるものの…あれ?
コレがなかなか上手く流せない(泣)ではありませんか。
この流れに散々通い詰めていた頃は、別に普通に流せたはずなんだけど…(-.-;)
何が悪いの?何が違うの?どうして??どうして???
何だか軽いパニック状態。
折角始ったライズ…アレそういえば、どしたっけ?

最後に、ほとんど水溜まりと化した“故”団地裏の流れまで戻ってみました。
散々ルアーで遊ばれた後なのですが、画面の中央よりやや下手の方で…ピークは過ぎたとはいえ、ひっきりなしにライズが起こっています。
この時は、上のプールでハッチしたであろうユスリカの流下があって…それに近いフライパターンを流してあげれば…躊躇無くくわえてしまうような、そんなライズ。でも、何だか虚しくて…結局ロッドは出さずに帰ってまいりました。
もう少しまともにフライを流せるようになるまで、お預けにしておきますよ。(-.-;)