
ちょっと遅めに前橋を出発し、渡良瀬川足利地区に着いたのは朝9時過ぎでした。
ここ緑橋周辺では、どう見ても簡単に釣れちゃいそうなライズが(-.-;)
夜明けからダラダラと続いています。
そして…
そんな「簡単に釣れちゃいそうな」ライズに
今年は何十人ものフライマンが悪戦苦闘(中)なのであります。
当初は、単に過度の「スレ」が原因なのだろうという話題で結論付けてきたのですが
最近なんだか、そうとも思えないフシもあったりで…
ココ最近のライズ攻略に(実は)個人的に様々な試し事を織り交ぜていたりしています。
昨年からの傾向を含め感じたのは
ヤマメ達の内容物の中に「エラブタかフタバ」が混じるライズは、本当にタチが悪いという事。
「虫が判っていても」ライズが取れないのです。
自分が注目すべき点は、ズバリ「羽化の過程」にあると思うのです。
これは「仮説」に過ぎないのですが
こういった状況にある魚達に限っては、餌となる対象物を水面ではなく(←ライトパターンで認識しているのではなく)「水中」にある状態のうちから“目を付けている”。
そして、目に留まった対象物が浮上する過程を逐一目で追いつつ
最終的には水面で捕らえる行為が「ライズ」となって現れているケースなのではないか…という事です。
今回の渡良瀬のライズを対峙したフライマンなら
あの…上から慌てて抑え込むような(時に、上流から下流側に向けて追い食いするような)ライズを目にし
同様の推察をされている方も少なく無いと思います。
こうなると、単に浮かべておくだけのドライフライ(水面直下型も同じ)は
いくらタイミングを合わせたところで無視されて当然だと思うのです。
もちろん、こういったライズの合間合間にシッカリ浮いているダンなどの捕食が混じる事もあるので
某のフライで釣るチャンスは残されていますけど…。
(といっても、それは恐らく数%に満たないのでありましょう。)
そんなトコロを意識したシステムを、実はこの日は準備していて…
今回打ってつけのポイントに向かって見たのですが…さすがにGW真っ最中の渡良瀬川です。
お目当ての試釣ポイントは、ご家族連れの川遊びで悉く潰されてしまうのでした(-.-;)。
こればかりは…いた仕方がありませんよね。

そんなワケで、今回…も(-.-;)いつもの流れで「取れないライズ」相手の
白兵戦と相成りました。

お昼の流下で、なんとか釣る事が出来た一匹のヤマメのストマックはご覧の通り。
色々な虫が混じっていますが…
圧倒的なのは、ご存知“アカマダラ”。
こういう虫を補食している時は
普通のドライフライ?でも勝機はあるのですね。(その証拠に、普通に釣れました。(-.-;))
くだんのシステムは現在開拓中です。
そうですね…最低10匹位ライズが取れたら、ご報告したいと思います。
一体何年かかるか判りませんけど…(笑)