
少しだけ時間を持て余した土曜日の夕方。
雨に煙るY川に来てみました。
国道脇駐車場の目の前の流れ。
名峰、谷川連峰を源とした清流と、流れる明るく開けた河原…となれば、これはもう最高の避暑地。夏にはもってこいの行楽スポットとなっているようです。
バーベキューの後片付けで、河原と駐車場の間を忙しなく行き来する首タオルのお父さん達とすれ違いながら河原を降りて行きます。
手前にあるのは程よい水深のプール。
天気の良い日には、入って遊ぶにはもってこいの「水たまり」なんだろうけど、今日はこんな小雨が降ったり止んだりの天気も手伝ってか、川には人の入った形跡もなくて…。
試しに、かなり大きめのフライを適当に漂わせると…流れが止まるあたりで“ズボッ”という音とともに、水中に引き込まれました。

軽く合わせると20センチ程の虹鱒が、ドライフライを口一杯に頬張って…。
今度はスジを変えて…
もう少し上流で…
結局は4キャスト4フィッシュ。
同じようなサイズの虹鱒達が続々と釣れてくるのです。
(以降、ぱったり釣れなくなりましたが…)
イワナやヤマメ達の聖域で釣れる、この虹鱒たちは、きっと何かのイベント(マス釣り大会?それとも鱒のつかみ取り??)目的で放たれ、そして生き残った残党達に違い有りません。
そんな「残り鱒」の存在は、夏が過ぎ去ろうとしている事を(ちょっとだけ)思い起こさせてくれます。