
安中市を流れる九十九川沿いに隣接する「安中フィッシングエリア」は、群馬県内の管理釣場でも老舗な部類に入ります。
(※水温が上がり過ぎてしまう夏場は、基本的にはクローズ。)
ここへは来るのも実に10年ぶりくらいですが…管理棟を含め、記憶の中にある景色は以前と何も変わっていませんでした。
最近の管理釣場は、綺麗なクラブハウスがあったり…はたまた休憩出来るベンチがあったりするものなんでしょうが、ここはモロに場末の香りがプンプンする管理釣場。
女子供を寄せつけない、硬派な親父達の溜まり場…ってな雰囲気がいまだ健在で、自分なんかはとても懐かしさを感じてしまうのです。
やっぱり管理釣場ってこーだよな!なんて…。
池自体はさほどの広さはありません。
等間隔に置かれた切り株が椅子がわり…ということなのでしょう。
水の色もマッディーで、ライズする魚もあまり見受けられません。
おまけに釣れてくる魚といえば…
塩焼きサイズにも及ばない一口「甘露煮」サイズ?!。
アベレージ20センチ前後とは、ちょっと…イヤ、かなり想定外。(-.-;)
こう書くと、なんだぁ?ここは…ってな話で終わってしまうと思われるでしょ?
いやいや…それは「勇み足」なんですよ。
この位のサイズの鱒って、血気盛んというか無茶苦茶というか…とにかくフライに対するリアクションすこぶる良好じゃないですか?
更にマッディーな水色で完全なブラインド…とくれば「マーカー釣り」には、これほどうってつけの釣場もありません。
そしてこのサイズなら、ティペットをガンガン細くしてもぶっ切られる心配も皆無。
そして何より、隣で常連に大爆釣されても、結局お魚はみーんなこのサイズとなると、不思議と悔しくも無いんですよね(笑)
もう思いっきり自分の釣りに没頭できるのです。
それでいて…
こんなアタリが全然乗らなかったり…と、思いのほか熱いひと時を過ごす事になったのです。
つづく