
こういう画像を載せると胃がキリキリ痛くなって来る!…
という方もおられると思います。
僕もその一人。
渡良瀬川桐生地区のライズを攻略しようと思ったら
こんな流れを避けて通る事は出来ません。
いや、むしろ…こういうレーンのライズを取る行為こそ
もっとも渡良瀬川らしい釣りなのかも知れません。
ヤマメ達が、まだ平穏無事に年を超す事ができた頃。
シーズン当初(当時の解禁は3月20日だったのですけど)彼らのライズは決まってこんな流れの中の
水面に突き出た石の前。
流れが僅かに盛り上がる「鏡」の部分から始まったものです。
成魚放流が主体の、今現在の早春ライズゲームでは
まるでドラッグが掛かるのを待ってるかのように(嫌がらせか…)
厄介なヨレの中でのライズが本当に増えました。
ヨレの中へ頻繁にフライを漂わせる難しさが加味されて
ここ最近求められるドリフトの精度は、以前にも増して高度なようです。
己の技量足らずを責める日々…修行は欠かせません。
さて話は飛んで…
ライズを確実に仕留めようとするならば…
これはあくまで私的な事ですが
とにもかくにも『ライズ仕始め』に立ち会うこと。
これが自分のライズ攻略の基本なんですね。
始まったばかりのライズ。
放っておけば、次第にその間隔が短くなってくる訳ですけど
この頃合いがフライに最も出しやすいタイミングだと思っております。
捕食に夢中なあまり警戒心が希薄なんでしょうけど
コチラのミスを寛容に受け止めてくれる事もしばしございます。
逆にライズを安定させてしまうと(「魚の目が座る」と…自分は呼んでますが)
フライに対しての反応は、おおむね芳しくない事が多いようです。
また、コチラ側のちょっとした粗相(笑)で、あっけなくライズを辞めてしまう
なんて事も珍しくありません。
鉄は熱いうちに打て…と申しますが
ライズは「仕始めを叩け!」
と…(笑)言う事にでもなるのでしょう。