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2020年 11月 07日 ( 1 )


2020年 11月 07日

ティペットを細くする訳

ティペットを細くする訳_c0095801_20521276.jpg
シーズン中、シーズンオフに関わらず
僕のルースニングにおける極細ティペットの使用に
驚かれる方がとても多いです



「そんなにスレてるの?」

とか

「そんなので切られないの?」

とか

大半の方が思われているようですけど
どうやら、かなり誤解されている部分があるようなので
今回は、そのことについて軽く触れてみたいと思います




あくまで僕の場合…と言う前書きが前提ではありますが
基本的に「魚がスレている」からティペットを細くしているのではなく

1
「使っているニンフが、全般的に軽くて小さい」
●システム構成上、太いティペットだとバランスが取りにくい●

2
「水中糸は細いほど水流の影響を受けにくい」
●水中では、ティペットは全方向から流れの影響を受けることになるので●


と…これが理由





そして皆さんが一番疑問に感じるのは
そんなに細いティペットで
「魚に切られないのか?」という部分だと思いますけど

実際には、そうそう切られません
二昔三昔前ならともかく、最近のティペットは結構強い…ということ

過去には10.5xで八千穂レイクの60cm級のニジマスを上げてますし
9xで50cm級を連続で3本まで上げた経験があります
(※障害物の多いポイントでは、この限りではありません)

これは釣りの技術的云々…なんていう自慢話なんかではなく
それくらいの強度はある(10年くらい前の製品でも)ということです




しかしそれには条件が3つあって

1
「ティペット部を長く取る」
●長くなる分、糸切れを防ぐノビシロが得られる●

2
「システム全体でバランスを取る」
●何処か一箇所に、張力が急激に集中するような無理なシステムを組まない●


そしていちばん大事なのは

3
「フライを飲まれない」

ということ




そもそも、ラインブレイクの理由のほとんどは
ティペットの傷(劣化を含めた)や
魚にフライを飲まれたことにより、直接ティペットが歯に触れてしまっている
と言うことだと思います



ティペットの傷(劣化を含めた)は小マメにチェックすることで
大半は未然に防ぐことはできますし
「飲まれない」為の解決策は、実は至極簡単…

つまり

「飲まれやすいフライは使わない」

だけの話です


フライが小さいと飲まれやすい…と思うのは胆略的な妄想で
実際には、その逆であることは
多少ミッジングをかじった経験のある方なら容易に理解出来るはずです


ここではあえて

どういうフライが「飲まれやすいのか」という具体的な明記は避けますが

飲まれやすいフライ

というのは確実に存在します


魚の活性や個体差次第で
「絶対に飲まれない」フライというのも無いわけで
少し活性が上がってきたかな…と感じたら、ティペットをワンランク太くすることは
視野に入れています
(結局飲まれちゃったら、0.2〜0.3号なんて大差ないですけどね)



そのアタリを考慮した釣り方にすれば
細糸のルースニングは全く問題なく成立しています


これは、あくまで持論ですので
他の方の釣り方や考え方を否定するようなモノではなく
たくさんある釣り方や考え方の中の「ひとつ」
として捉えてもらえると嬉しいです


単に釣果や魚の大きさだけで、釣り方(ノウハウ)の優劣が決まるのではなく
自分が純粋に面白い!と思える釣り方が

その方にとっての、正解なんですから






【注意】
ランディングに時間が掛かることを危惧される方もいらっしゃると思いますが
太く大きなフライを使用した、短時間で強引なやり取りも
魚の口腔へのダメージを考慮すると、どうかと思います

ファイト後の酸欠状態からの回復時間と
物理的な傷口の回復時間とでは比較になりません

所詮
大なり小なり魚を傷つけ無いことには成立しない遊戯ですから
結局のところ「目くそ耳くそ」的な議論になってしまいますので辞めときます(笑)





by sureyamo | 2020-11-07 07:55 | tips | Comments(0)