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カテゴリ:tips( 27 )


2018年 09月 18日

バラシが多い人と、そうでもない人

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側で取り込みを拝見させてもらっていて
『あぁ、なんだかバラしそうだな』
って雰囲気の方は、結構お見受けます


魚との駆け引き(掛けてからのやり取り)というのは
頭で考えているうちは、対処が遅れがちになってしまうもの
此ればかりは経験を重ねる(体が勝手に反応するようになるまで)しかないのですが

ただ、ちょっとしたことでバラシを減らすことは出来ます



前述で記した『バラしそう』なやり取りをする方に共通すること


それは
魚が掛かると、これ見よがしに(笑)

ティップを立てる方

渓流を主でやられている方や
バーブ付きフックを使用されている方に多く見られます


魚の抵抗など一切無視して、一気に魚を引き寄せてしまう方くらい強引な方(爆)ならまだしも
魚との距離が、まだ離れてる段階でコレをする方は
バラしやすく感じます




特にバーブレスフックを使っていると、よほど理想的な部位にフッキングしているか
飲まれでもしない限り、バラシの原因の大半

テンション切れ



渓流の場合、使用するフライラインは細くて軽いので
ロッドティップを高く保持しても良いのですが

湖で使われるフライラインは太く重く
水面から持ち上げてしまうことで、魚からの瞬時の動きにラインが追従できなくなります



だから自分の場合には

魚が掛かって、アワセをいれても

ロッドティップは水中に入れたまま!

c0095801_09295000.png
フライラインは常に水中に入れておくことが重要なのですが

今度釣りに行かれたら、他の釣り人のやり取りを意識して見てください
これを実行さえている方は意外にも少ないです




魚が急激な方向転換を行ったり、首を振ったりした場合
テンション切れを起こしやすいのですが

ライン全体に負荷をかけることで、極力糸を弛ませないようにすることが大事です

また、こうすることは
フライラインの抵抗を全て魚に背負わせるのと同じこと

常に魚にプレッシャーを掛けていることになるので
魚の体力を奪うのに有利です




もちろんフックの掛かり具合や部位によってはバラシは起こりますから
バーブレス・バーブ付きに関係なく、絶対にバレない保証はありませんが
確率的にはかなり下げることができると思います

実際に一番バラすのはランディング直前で
ロッドティップを上に上げなければならない時ですが、バレてしまう理由は一緒でしょう


これはその昔
加賀フィッシングエリアの通称『加賀プロ』と呼ばれた方達のランディング方法(取り込む直前までロッドは上げない)を見て
自分なりに感じたことですので、そんなに間違った解釈ではないと思います


それともうひとつ

魚の動きに呼応してロッドティップを左に右に倒す方もいますが
自分はティップ(支点)はあまり動かさないように注意しています

引く方向が変わると、魚はソレに対抗して逆向きに行こう(向こう)とするので
釣り人とフッキングしたフックの位置関係が変わりやすくなります

傷口も広がりやすくなるし、そのことでフックも抜けやすくなります
何より、フックが外れやすい側に転換してしまうことが怖い!



あくまで自分の場合ですが
極力掛かった時の頭の位置関係はそのままを保った状態
(左右どちらかでフッキングさせたら、その位置関係は最後まで保つ)
でランディングまで持ち込むように心掛けています


正直なところ、そこまでしないと
バーブレスフックなんて容易にフックオフしてしまうモノです


by sureyamo | 2018-09-18 09:44 | tips | Comments(0)
2018年 04月 21日

スクーリングライズの法則性

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ようやく今季の利根川で、居付きヤマメのライズを見つけて来ました

がしかし、ライズしているレーンは

ど真ん中の流芯

うむむっ、一体全体どうやってアプローチして良いものやら?

現在思案中です
(考えてDOなるものでもない気がするケド)





さて話変わって今回は、スクーリングライズのお話です


一般的にスクーリングライズとは

流速が緩やか、かつ穏やかで
一定の水深で単調な流れが延々と続くような長い区間などにおいて
(プールや深瀬)
複数のお魚が群れで移動しながら
ライズを繰り返していることを差します


特に降海型で銀毛化した小型のシラメ(ひかり)は
好んで群れを形成するため
こうしたスクーリングライズの主役となることが多いです



放流後間もない成魚ヤマメも、養魚場での生育環境のせいか
最初は群で行動したがるようですが
こちらの場合には放流直後『流れ』に馴染むまで
どうしても緩い流れに溜まり易く
結果としてスローウォーターで一時的な群となっている
と考えた方が良さそうです


そもそもヤマメ自体は縄張り意識が強い魚

一団となって移動しながらライズしている‥‥‥というよりは、

単に、過密放流による互いのテリトリー(レーン)争い

みたいに見えます

と勝手に仮定して(笑)ここでは後者のライズは除外いたします






スクーリングライズで最も多いケース
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基本、一方通行です


自分の経験では、上流に向かって『食い遡る』パターンが圧倒的に多いのですが
稀に『食い降る』パターンもあります

面白いのは『終了地点』から再スタートの地点までの過程で

ほとんどライズしないということ

その様子は、まるで“馬跳び”を連想させます(笑)





また広大なスローウォーターでは
群れが複数存在することもあります

釣り方としては
タイミングを計り、途中のレーンで待ち伏せする方法というのが誰もが考えうる策であり
常套的でもあります


魚が上がってくるタイミングを見計らって
ナチュラルドリフトのフライを送り込み、その出会い頭を狙います

ここで注意しなくてはならないのは、仮にフライがスルーされたとしても、すぐにピックアップしないこと
群れを必要以上に刺激してしまうことで
ライズの難易度が一気に上昇すること間違いなしです

ボコボコとライズしていると、ついつい熱くなってしまいますが
実は、たかだか数匹の魚が連続してライズしているだけ‥‥‥というカラクリだったりすることも少なくありません

こんな場面では
ライズをじっくり吟味して

コイツ!

と思える奴だけ狙った方が良いです

どう頑張ったところで
全部のライズなんか取れっこないですから(笑)



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『上り』と『下り』がある場合もあります
レーンが重複する事は稀で
大概の場合『オーバル』な周回コースになるようです


これに限らずですが

魚がフライ(ライン)を嫌いはじめると
レーンを変えられちゃいます

こうなる前に勝負を付けた方が良いです


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こうした不規則なライズは本当に厄介です

多少なりとも流速があればライズは整ってくれますが
止水に近くなると不規則になりやすいです

こうした場合には
照準を定めた一つのライズ(魚)の方向性を読んだ
流動的な先回りのプレゼンテーションを繰り出します

観察していると不規則に見えても
一定の法則(リズム)がある場合も多いので
それが掌握出来るまで、手は出さない方が良いです

“戻り”系?のヤマメは数匹で連んでいる事も多く
また、常に移動しながらのライズになるので
基本的に、こうしたスクーリングの時と同じ釣り方になります





by sureyamo | 2018-04-21 22:40 | tips | Comments(0)
2018年 04月 21日

洞察力



かれこれ十数年前の阿寒湖釣行の際
(風の音が入っているのでボリュームは低く設定してください)

岡崎のハイパーエキスパートな方の(笑)個人艇に同乗させていただいた時の映像です

この動画に映っている、激しいスプラッシングライズの主は
本命のアメマスでもニジマスでもなく‥‥‥ウグイ様

それはその後、偶然釣れたことで判明したことで
この時点で魚種はわかっていませんでしたから
いささか興奮気味の音声(笑)も収録されています






非常に風の強い日で

湖面の潮目には、夥しい量のハバチが帯状を形成
時折、湖面に漂う匂い
(カブトムシとかクワガタムシ特有の香り)

そして行き着いたのが、このシーン



ライズの原因は
張り出した樹木から強風で落下したハバチ


当時の状況を思い出しながら動画を閲覧していると『なるほど』とは思うのですが
なかなかその場で、こうした判断は難しいものです

(毎日通える状況ではありませんからね)

ライズが激しい時は、なおさら‥‥‥



知識ではわかっていても
肝心となる、その時々で引き出せなければ

まったく意味がない

ということですね



ついつい目先のライズに目を奪われてしまい
一見すると何の関係もないように見過ごしてしまいそうな、微細な環境の変化には
なかなか気付かないものです

僕のような凡人が、こういった洞察力を磨くには
一にも二にも失敗経験を積むこと

そして、それらを無駄にしない為の
分析を怠らない(一人反省会)事です


棚ぼた的成功経験は
活力にこそなれど、糧にはなりません
(『反省』『見直し』することもないのでかっこ




まぁ魚種は兎も角として、これらのライズが片っ端から取れたら
そりゃぁ〜気持ちいいことでありましょう

そんな妄想が、自分の釣りの活力の様です。


by sureyamo | 2018-04-21 17:59 | tips | Comments(0)
2018年 04月 16日

ライズから分かる事

先日、釣り仲間と
ライズフォームについて話題になりました


「ライズフォームから捕食されている虫を特定する」

マッチ・ザ・ハッチを取り上げた雑誌やハウツー本の中で
度々語れる話題ですね


スプラッシュライズの時は●●●か●●●を捕食云々
ディンプルライズの時は●●●‥‥‥等々

なるほど、どれも理に理に叶っていますし
実際に間違いではないと思います


それらを全て鵜呑みにしてしまうことは

どうか?と思うのです


僕の場合

捕食対象が明らかに目視出来る以外

ライズフォームから捕食対象となっている
虫の推測はしません

正確には
『‥‥したいんだけど、出来ない』と言うのが
本音


たとえば

『動きの速い虫や大型の昆虫を捕食するときのライズはスプラッシュライズになりやすい』

これは間違いではないですが

ユスリカ、ブユ、ガガンボをスプラッシュライズで捕食したり‥‥とか

モンカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラのダンなりアダルトと言った大型種が、忽然と水中に吸い込まれる様な
ディンプルライズとか


普通にあるからです



僕が今までの拙い経験から行き着いた『ライズフォーム』というのは
結局のところ

水生昆虫の種類や、それに準じるステージの他に
魚の捕食練度や心理状態などでも
左右されるのでは?と考えるようになりました


まぁ、確かにライズフォームから虫が言い当てる事が出来れば
カッコイイんですが(笑

様々なシチュエーションのライズに対峙して行けば行くほど
合点が行かないことも事も沢山経験するものです


これは、渡良瀬川の緑橋左岸にあった護岸(いまはないです)のキワでライズを繰り返す
年越しの尺ヤマメ

距離的に5mも離れていません
こちらの存在を知ってか知らずか
捕食に夢中

残念ながら、解禁1ヶ月前だったのでフライは流せません

よって、この魚は釣っていないので
何を捕食していたかは不明

しかしながら

護岸には夥しい数のシャックがクラスター状態だったので
十中八九、これらユスリカのピューパが正解でしょう

ただ、これだけ頻繁に
それもレーンもさほど変えない様子から
既に膨大な流下が始まっている事が読み取れます

ライズの頻度の割には
一筋縄では行かないことも多いです



こっちは、利根川本流(前橋地区)の年越しヤマメです

同様のライズを複数釣っている経験上
ほぼ間違いなく尺ヤマメで間違いありません

その距離15m

ウェーダーを履かなくても充分に狙える距離だったのですが
残念ながら、この時に限って釣り道具を持っていませんでした(泣)

(翌日の同時間帯に再び訪れましたが、このライズはすでにありませんでした)

レーンを変えてライズしたり
間隔が若干不定期なライズは

積極的に餌を探していたり、待っていたりしている状況

魚の方からフライを探してくれるので
ライズとしては一番取りやすいです





by sureyamo | 2018-04-16 20:29 | tips | Comments(0)
2018年 04月 07日

ダイレクトラインアウトリガー(釣り方編)

キャスティング

必要な分のラインをリールから引き出し(フライラインと同じ)
ストレッチでしっかりと糸癖をとっておきます

基本的には図説の通り

飛行速度はかなり早いので
リリースのタイミングが少しでも遅れると、下に向かって飛んでしまいます
結果として『手前に突っ込む』んでしまいがちです

コツとしては、スリークォーター気味な低軌道ではなく
ロッドは垂直にシッカリと立て、やや斜め上方に放物線を描くイメージで軽く放る感じで投げると飛距離が稼げます

ただ実際には、この感覚を掴むまで少々大変かもしれません



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近距離のポイントを狙う場合には
フライラインと同様、ラインを垂れ流しでも問題ないのですが

出来ることなら
ハンドツイスト(フィギアーエイト)
はマスターしておくと良いです


フライラインと違って、濡れたモノフィラメントは
手にまとわりつき易いので、これは練習で克服するしかありません

自分の場合は、毎晩お風呂場で湯船に浸かりながら練習を続けたり
事務所にあるデスクの引き出しにスプールを入れ、隙間から糸だけ出し
休憩時間を利用して、こそこそ練習してきました

やりすぎると筋を痛め、最悪腱鞘炎になりますので
少しづつ温めながら練習した方が良いですよ

最初は時間が掛かっても良いので、正確なツイストを覚えます
ツイストしたラインが絡まず射出できるようになったら
次は課題はスピードアップです




ドリフト



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目印→ショット→フライの順に流すのは
基本的にルースニングと同じです

図説にも記しましたが、射出後は速やかにティップを下げます
これは風の影響で、仕掛けの沈下が妨げられないようにするためであり
風向きに関係なく行います
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そこから狙う深度に合わせて
徐々にティップを上げていきます

この時、目印の位置は深度の参考にします
目印の位置は、自分が把握しやすい間隔にしておくと良いです

ちなみに自分の場合は
この図説のイメージのように、真ん中の目印が水面との境界にくる時が多いです

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魚が中層〜表層に定位している場合

同じシステムでこれらを狙う時には、こんなイメージになります

この手合いの魚たちをルースニングで狙おうとすると、マーカーが結構邪魔になりますし
マーカーに反応させてしまいやすくなります

また、この状態ではフライをドラッグフリーで流すことに固執する必要はありません
魚の捕食スイッチは入りかけているので、動くフライへは積極的に反応してきます
追い食いも期待大です


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ダイレクトラインの真骨頂

これが決まると、この釣り方の魅力に完全にハマってしまうかもしれません


ラインに“張り”を持たせる為、ドリフトの過程で数回、軽く誘いを入れることも重要です
もちろん、それがトリガーとなってフライを咥えてしまうこともあるので
これらの動作の直後は、すぐに合わせる体制を取っておくこと

また、流しきった後も同様で
ライン回収途中も油断しないことです


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川底に沈む、大型魚をサイトで狙う場合
こんな応用が効きます

フライから先に送り込むので、魚が咥えた時にはラインは弛むだけ
当然、アタリは期待できません

この釣り方では、魚が引ったくってくれる以外は
捕食時の挙動で合わせるしかありません

ついつい
フライのドリフトは定位する魚の直線上に投げたくなりますが、それはダメです

定位するレーンの手前側に、わざと外して流す!

要するに魚が翻らなければ捕食できないレーンにフライを流すことで
その際の『ギラツキ』を合わせのサインとするわけです

これはかなりの確率で成功しますので
是非お試しください



まぁ、他にもいろいろありますが
『フライライン』を使わないことに抵抗がある!

と言うのであれば、一つだけ方法があります


それはフライラインについているリーダーの代わりに
10m程度のモノフィラを結び

釣りをする際には、リールからちょっぴりフライラインの先だけ出しておけば良いのです

仮に人から突っ込まれた場合には、こう言ってやりましょう




『リーダーフィッシングですが何か?』と




お後がよろしいようで(爆)











by sureyamo | 2018-04-07 21:59 | tips | Comments(0)
2018年 04月 07日

DIRECTLINE SYSTEM

自分が使用したアウトリガーシステムの紹介です

別にコレが規格という訳ではないので、全く同じにする必要性はありません
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ライン

フライラインの代わりに使うのがナイロンのモノフィラです

細いに越したことはありませんが、フライラインの代わりに使用するので
ある程度コシが強い方がトラブルも少なくて使いやすいです

そうなると、逆に高価な糸でない方が良いかもしれません


当時の推奨はSTRENの5lbくらいだったと思います
号数で言うと1.5号くらでしょうか?

僕などは先日、間違えて14lbを購入(ヤフオクで200円)してしまいました(笑)

釣り方の説明の方で解説しますが
この釣り方では、時として『空中糸を風で保持』させたりするのですが

そういったことを考えると
ここではフロロとかPEといった比重のあるラインではなく
極力軽くて細いナイロン糸が望ましいです

そして断然、視認性の高い『色付き』の糸が良いです
画像は間違えて買ったSTRENですが(笑)当然イエローの方が望ましいです
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島崎式?目印

自作します

使用するパーツは透明度の高いスリーブと目印用のヤーンです

オススメのスリーブは、ブレイテッドに付属するスリーブが良いです

シュリンクチューブでも代替えは可能ですが
大概の製品は白濁しているので、目印として使用するには向いていません
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蛍光ヤーンは定番のアルファ目印
(品名は違いますが中身は一緒です)
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作り方はいたって簡単
(現場でもできます)

折り返して挿入した細糸に、蛍光ヤーンをくぐらせてチューブ内に引き込むだけ

コツとしては、ヤーンは完全に引き込み切る前にカット
さらにソコから引き込むことで、切れっ端をはみ出さないようにします

ヤーンは2本(折り返しで合計4本分が内包)がベスト

この目印の一番のメリットは
空気抵抗が少ないのでキャスティングがしやすい点です
これは同時に、空中→水中へと目印が移行する際の抵抗が最小限であることも意味します

装着する数や位置は好みで良いと思いますが
『しもり浮き』のようにたくさん付けると、システム全体が重くなってしまいます

僕の場合、割と深場を探ることが多いのでモノフィラ側に3〜4個つけますが
もちろんリーダー側に付けても問題ありません


ショット

ダイレクトラインにおけるスプリットショットの役割は二つ
ひとつは沈める為ですが、もうひとつは『飛ばすため』

ダイレクトラインアウトリガーではフライラインを使用しない代わりに
このスプリットショットの重さだけでキャスティングします

そしてこれを叶うには、フライロッドのアクションが最も向いています

ちなみに上野村のC&R区間程度川幅であれば
4Bのショットだけで対岸まで飛ばすことは十分に可能

でも肝心なのは飛距離ではありません

そもそもフライにおけるアウトリガーという釣り方は、その性質上
圧倒的に中・近距離での釣りであることをお忘れなく

それを踏まえると、5・6Bあたりの使用頻度が高いです

ルースニングで7Bショットを流したくなるような深さと流圧の場合
1ランク重いショットが良いです


ショットはフライから20cmくらい離した場所に打ちます
図説の様に枝糸を出すと、万が一、ショットが根掛りした場合、ここで『捨て錘』となり
フライ生還の可能性があがります

このセクションにおけるライントラブルは
ほとんど皆無です

ルースニング時のそれとは比較になりません




フライ

パターンは特に選びませんが、多少ウエイトを仕込んだほうが
いまのところ好調です


その他、各部位の結び方やリーダーの素材に関して
『こうした方が良いですよ』的な事は言えないので、あえて記載しません
各自の判断で良いと思います



問題は使い方(キャスティングとドリフト)です

上手く説明できるとは思いませんが
頑張って図説してみたいと思いますので
少々、お時間ください


by sureyamo | 2018-04-07 08:05 | tips | Comments(2)
2015年 10月 29日

ルースニング講座(補足)

ショットを介する理由
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前の記事でも書きましたが、スプリットショットの一番の役目はフライを速やかに沈める為に必要になります。

なので、フライよりも速く(9は悪い例)沈まなければ付ける意味はありません。


フライが適切な重量ならば、スプリットショットなど介さない直結が理想ですが

適正な重量は、水深、水量、流速等など、流すレーンによって厳密には変わって来ます。

その都度ウエイトの違うフライをいちいち結び替える…なんて現実的ではないので、こういうスプリットショットの出番になるワケです。



僕の場合、餌釣り用の鉛玉をベースに使います。

あまりに安価なものは球の大きさにバラツキがあったり、スリットがズレていたりするので避けた方が無難ですけどね。


渓流のルースニングなら、最も出番が多いのは6~8号。

そこからの微調整には、タングステンソフトシンカーを、本当に僅かに追加(スプリットショットを包むようにする)のが僕流です。


一押しのショットをあげるなら…

コレですね。

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ラバーコートで表面積の増したショットは、なんだか底波にも上手く乗ってくれそうです。

実はこのウェイト(8号)は、僕が社長さんにお願いして作ってもらったウエイトサイズなので

売れないと困ってしまいます(ぷっ)



ドリフトのイメージですが、

僕の場合はフライとショットは同じ底波に乗せるようにしています。


その際、重過ぎるショットは底波を突き抜けて着床してしまうので、そうならないギリギリのウェイトを模索すると良いと思います。

また、マーカー〜ショットの水中への進入角度が浅い(多少フカせている)方が食い込みは良いようです。



フライにウエイトを仕込む理由


フライとショット間のティペットは

常に張っている状況になるようにコントロールします。


フライにはそれなりの自重(7)がないと、流れに押された上流のフライが(8)ショットを追い越してしまうかも知れません。

こんな状態で、仮に魚がフライをくわえたとしてもアタリはマーカーに出ません。


だから、どんな小さなフライにも必ずウェイトは仕込むようにしています。

(ミッジサイズのフライにビーズヘッドを付ける場合には重すぎ注意)

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水中の中の流れは、そんなに単純ではないですから

ナチュラルドリフトに拘る必要はありません。



by sureyamo | 2015-10-29 17:41 | tips
2015年 10月 26日

誰でも簡単ルースニング講座

最近、僕のブログは有難いことに初心者の方を含め

様々なレベルの方が閲覧に訪れてくれている(らしいので)


『何をいまさら』的なお題目を揚げるとは思いますけど(笑)

何卒暖かい目で見守って頂けると幸いです。




んなわけで


マーカーの記事の流れで
今回はルースニングの超〜基本的な解説。

でもその前に、ザックリおおまかな流れの仕組みを図説しておかないと話が通じないので、まずは…


流速(縦割)のお話から
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一般的に、川の流れで最も流速の速いのは表層。
(厳密には空気の抵抗があるので、水面よりも僅かに下層の流れが若干速くなる[※無風の場合])
水流は水圧(重力も含まれる)による川床の摩擦で、下層(底)にいけばいくほど流速は遅くなるのが普通です。

底付近を流れる緩流速帯を、釣り用語では俗に『底波』と呼んでいます。





捕食の為にポジションについて
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ここでお魚の登場。

まず…
餌となる流下物が最も見込めるのは、流れが収束するゾーン。

魚としては、そこに付きたいのは山々なのでしょうが…
そう言ったところは流れも速く、餌を見極めるのも大変。

そもそも、そんな場所で餌が流れて来るのを待っていたら
体力なんていくらあっても足りませんからね(-.-;)。

上流から流れ込んでくる流下物を見極め、餌と判断した時だけ捕食レーンに移るわけですが、このとき魚がスタンバイしている緩流帯が底波というわけです。


この図では図BとC。
Cの反転流に餌が巻き込まれたら、それこそ上げ膳据え膳ですね。

また、活性が高くなくて(餌を追わなくても)も、この位置に定位している魚が多いのは、恐らくは外敵から最も距離を置けるからでもありましょう。

当然、活性が上がるとAにも出て来ます。
魚の水面への注目度が増せば、ドライフライでも釣りが可能になります。




システムの基本流下バランス

c0095801_10463439.jpg
基本的にマーカー・(ショット)・フライの順で魚のレーンに流し込みます。

1 投入
2 ドリフト中

これは必ずしも絶対ではありませんが、この図の通りに流れてくれれば魚のアタリは明確にマーカーに現れます。

この釣りは、マーカーにアタリが出ないと面白くも何ともないので
この位置関係はとても重要です。

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水深が深かったり、流速が思いのほか速いレーンの下層にフライを入れたいときはフライ先行で投入します。

底波に乗るまでの沈下途中で、結果的にマーカー先行の位置関係に入れ替われば良いのです。



マーカーが魚の頭上を通過するカタチになりますが、意識が上を向いていない場合は全く問題有りません。魚がマーカーを意識しちゃっている場合には素直にドライフライに変えるか、ドライフライを結んでいる隣のフライマンに譲って上げて下さい(笑)

マーカーが水面の流れよりユックリと流れるはじめたら、それはショット(フライ)が底波に入った事を示唆しています。

そして、この瞬間こそがルースニングドリフトの核心部です。



マーカーが水面の流速と同速度で流れ下ってしまう場合には、タナをさらに長くとることになりますが、タナを長く取れば取るほどキャスティングが難しくなってしまうので、それにも限界があります。


また、リーダーの太いテーパー部が水中に没していると、中層の流れで押し流されてしまい、せっかく底波に入っているフライが引かれて浮き上がってしまいます。


水中に入るティペットを細くする意味は、そういう事です。糸が太いと魚に見破られる…とかではありません。


ショットを重くする手もありますが、僅かな加減で(底波を突き抜けてしまう)

根掛かりを頻発してしまうことが多いので、慣れないうちはお勧めはできません。


ショットの役割はフライを底波まで速やかにリードすること。

そして一旦底波入ったら、今度はフライと一緒に流下するだけ

同等の軽さ?が必要になってきます。


ショットと同等な重さのフライと言った方がわかりやすいですね。

同じ重さであれば明らかにフライの方が水流の影響を受けやすくなるので

厳密には同じ重さ…というわけには行きませんけどね。


ただ明らかにフライの方が軽くてドリフト中にショットを追い越してしまったり…

追い越さないまでも、ショットとフライ間のティペットにスラックが出来てしまう…なんてことだけ避けられれば、緻密にバランスを取る必要は感じません。

ショット〜フライ間は常に張っていることが大事です。





どんな時でも釣れちゃうルースニングではありますが…
いつでも何処でも万能ってワケでもありません。

これはあくまで僕個人の意見ですけど
川によって向き不向きがあると思うのです。

例えば
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川底に大きな石が点在し、水深も流圧もソコソコある流れ。

こういった形態は本流によく見られるのですが、こういう流れは水の中の流速差があまりに大きい為
上記で解説したシステムのバランスを保つことが非常に困難になります。

実際に流してみればわかる事ですが、釣り自体とても忙しく
繊細なアタリを取ることは殆ど不可能に近いです。

悲しいかな、僕のホームでもある渡良瀬川には、こういった流れ(区間)が沢山存在します。

このような流れでは、
水面の流れに左右されることなく、フライをダイレクトに操作する
アウトリガーの方が遥かに向いていますよね。


ルースニングのシステムを充分に活かす事が出来るのは
比較的水深の浅く流れが単調な川のほうが向いてる、と言うことになるのでしょうね。


by sureyamo | 2015-10-26 10:47 | tips
2015年 03月 09日

イージースプライス ヒートノット

ラインとリーダーの接続方法ってどうやってます?

これは現場で聞かれる事の多い質問の一つです


リーダーとフライラインの接続は雑誌も去ることながら、ウェブ等で検索するとヒットするのは今も昔もネイルノットです
(繊細な釣りではループ・トゥ・ループは使いません)

ですが、それでも人に聞いてくる…というのは
やはり何か不満があるからなのでありましょう


実際に結ぼうとするリーダーのバット部なんていうものは、元々張りが強いワケですから
慣れないうちは図説通りに上手く行く訳ありません

それも現場で結ぼうと思ったら尚更です


あまっさえ苦労して結んだところで、今主流のロングリーダーシステムだと接続部位は頻繁にガイドを行き来するわけで
その都度ガイドにカッツンカッツン引っ掛かるのは

いくら鈍感なお方でもかなり気になるもの



ライズを目前に、トラブルによりリーダー交換を余儀なくされる場面なんて
それこそ腐るほど経験してきてたワケで……そんな僕が行き着いた先の答えのひとつ

c0095801_00270596.jpg
それが、コチラの接続法

2000年の11月に発行されたStream side誌に掲載させてもらった記事ですが、その後も大したトラブルがないまま現在に至ります


フライラインのコアにスプライスする(モノコア、もしくはコアが無いタイプのフライラインには使えません)ので
ブレイテッドコアが引き千切れない限りラインブレークは今のところ皆無


ちなみに、一度スプライスしてしまったフライラインは二回目以降、現場で一々スプライサーを使用する必要はありません


この接続法の一番の武器は手返しの早さにあります
(慣れれば、ものの30秒くらいです)

特にマッチ・ザ・ハッチというのは時間との勝負みたいなところもあって、そこらへんは経験豊富な貴兄であれば充分に理解して頂ける筈です


フライラインの先端は何度もリーダーを交換していると、当然痛んで来ます

その場合は、その部分だけカット
仮にフライラインを5シーズン使ったとして、最終的にラインの先端は5センチもカットしないんじゃないかなぁ

(しばらく使ったら、一応定期的に強度テストはして下さいね)

この結び方も日々進化していて…
今現在はこんな事になってます(笑)
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どうやるの?

by sureyamo | 2015-03-09 18:47 | tips | Comments(4)
2014年 05月 07日

スペイスイベル

久々のアイテムネタです。
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オーバーヘッドキャストと違って、ロッドティップが円運動をするスペイ系のキャストをしていると
どうしてもフライライにキンクが生じます。
(OHでもロッドティップ直線的に振られていないと同様の事が起こりますけどね)

常にアンカーが打てている場合には、発生する糸ヨレは多少抑制されているものの(簡単なリカバリーで復帰可能)のですが、魚を前にした実釣では僕のようなセッカチな人間は、はやる気持ちでアンカー抜けが多発してしまいがち。

その際に発生したキンクは径の細いランニングライン側に蓄積されて行きます。
シュート時のライントラブルの大半は、こんなキンクによる『噛み付き』が原因といっても過言ではないでしょう。

ただこれは、ヘッドとランニングの接続部分にスイベルを介することで
実に容易に解消することが出来ます。
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フライフィッシングから釣りを始めた方には馴染みが薄いと思いますが、スイベル(撚り戻し)は釣りの世界ではなくてはならないアイテムの一つ。
ただし、フライフィッシングシーンでは『フライ専用のスイベル』というものは存在しませんから、一般的なスイベルからの流用ということになりますけどね。

大手量販店の餌釣りコーナーを覗けば、様々なスイベルが売られています。

コンマ数グラムの重さが影響するフライキャスティングにおいて、スイベルの自重が与える影響も考慮したいところ。
もちろん使用するスイベルは軽いに超したことはありません。

パッケージには強度(耐荷重等)が記載されていますが、強度に比例して重くなるので注意しましょう。

フライラインに使える、軽くて高強度のスイベルも
きっとそのうち出てくることでしょう。

今回はあえてスイベルの商品名は記載しないでおきます。

大して高いモノではないので、色々と試してみると良いと思います。
こいうのを探し出すのも釣りの楽しみですからね。


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取り付け方は様々です。

スイベルの両端をブレイテッドを介してループにする方法もあれば、フライラインへダイレクトに接続してしまう手段もあります。

現場で頻繁にヘッドを交換される方は両端がブレイテッドループ式の方が良いでしょうね。
市販されている完成品もこのタイプです。

ただし、完成品はビックリするほど高いので自作をお薦めします。
あくまで消耗品ですからランニングコストは重要です。
この仕様で2シーズン使いました(当然今年は付け替えてます)が、今のトコロは全く問題ありません。

ただ…キッチリしたデータがない以上、ワンシーズンで交換するつもりでいた方が良いかも知れません。
こんなトコロでラインブレークしたら、それこそ悔やんでも悔やみきれませんので(笑)

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僕は今年からダイレクト式を試そうと考えています。

僕の場合、使用するラインのシンクレート分のリール(計6機)を常に現場に持ち込んむようにしているので
余程のこと(砂を噛んでリールが回らなくなったりするトラブル)が無い限り、現場でのライン(ヘッド)交換はしませんから、コレでOKです。
仮にヘッド交換の必要に迫られたとししても、ランニング側でカットすれば現場で簡単に組み直せます。


一つ気になるのがガイドへの攻撃性。
自分の場合、収縮チューブを稼動部に接近させることによって、金属部の露出面積を少なくし
ガイドへの干渉を極力減らす方向で考えています。

恐らく、これが最も簡単かつ効果的ではないでしょうか。



by sureyamo | 2014-05-07 22:56 | tips | Comments(2)